CSR

太陽工業株式会社インタビュー!~SDGsってなにするの?②~

桜も散って日差しもだいぶ暖かくなってきた4月下旬、弊社広報担当が「太陽工業株式会社」様(以下敬称略)に視察にお伺いしました。「最先端のSDGs経営企業から取り組みのヒントを盗みに行く」のが今回の重要なミッションです!
前回に引き続き、経営企画部長の林道明氏からお話を伺います。

SDGsを“自分ゴト”にしよう

林氏の社内浸透活動は決して焦らず、急がず、従業員の皆さんに寄り添ったものでした。林氏が何よりも大切にされていたのは「決してSDGsを押し付けない」ことです。

講師を務めるSDGs研修への参加は、従業員の自発性に任せます。そして林氏オリジナル(!)SDGs社内認定試験も自由参加です。

従業員から一人でも希望があればどこにでも飛んでいき、この研修と試験を何度も繰り返したそうです。その回数はなんと、一つの工場で10回を超えることも!

林氏はこのような地道な取り組みを一年以上かけて行い、SDGsに取り組む仲間を少しずつ社内に増やしていきました。
そして今では、本社工場の100名を超える従業員がオリジナルの特注バッジを胸に付ける「SDGsキーパーソン」に任命されています!

仲間ができると楽しい!

林氏の熱意に共感した「SDGsキーパーソン」の行動はとてもアクティブ!『太陽工業×モノコト=SDGs』をコンセプトに社内でアイデアコンテストを行い、オリジナリティに溢れた地域貢献活動をどんどん生み出していきます。

その代表的な活動の一つが「太陽工業ボート部」です!
太陽工業株式会社は長野県の諏訪地域を代表する企業の一つで、もともと諏訪湖の環境保護活動にも力を入れていました。

「諏訪湖に関係したスポーツを通して地元を活性化したい!」という強い想いから生まれたボート部ですが、なんと2022年の創部から半年も経たないうちに、並みいる強豪を打ち負かし、全日本社会人選手権男子ダブルスカルで第3位に入賞しました!

仕事が終わった後の厳しい練習でこの快挙…選手の皆さんの熱い地元愛がひしひしと伝わってきます。

みんなの“アイデア”が“カタチ”に!

それ以外にも、精密プレスの技術を生かして廃材から競技コマや超高精度玩具を製作する『SDGsコマ部』や、テクノロジーセンター輝の社員食堂を開放した『子ども食堂』など、太陽工業株式会社のSDGs活動は「地域活性化に貢献する企業活動のお手本」として国が注目するまでに成長しています。

では、地域貢献活動に取り組む根底には、どのような“想い”をお持ちなのでしょうか?

次回は、太陽工業株式会社の「地域の未来への想い」や「SDGsの活動を通して社内に起こった変化」について、引き続き林氏にお伺いしたいと思います。


次回に続く(SDGs推進室 都筑)