使い捨て手袋を着用する前の手洗いが重要
手・指に菌やウイルスが付着していれば、使い捨て手袋を装着する際に菌やウイルスが手袋へ移ってしまいます。その為、使い捨て手袋を装着前にしっかり手洗いをすることが重要となる訳です。
そもそも手袋を使用する目的は、手の汚染を食品に付けない（調理済み、生食の食品等）、食品の汚染を手に付けない（肉、魚、卵等）ために使い捨て手袋を着用します。
そのため、手荒れや傷がある場合は必ず着用します。また、微生物の汚染源となる食品に触れる前にも着用します。生のまま提供する食材や調理済み食品を扱う前には手袋を交換します。
他にもトイレ使用後や汚染作業区域から非汚染作業区域に移動する場合も手袋を交換するため、その際にも手洗いは必要になります。
正しい手洗いの手順
手洗いの後は消毒
手洗い後に水分をしっかりと取ってから、アルコール消毒などを使用すること効果的に除菌ができます。
手袋脱着時のポイント
手袋を着ける際は、手袋の表面をなるべく汚染させないように取り出し、手首部分をつかんで装着します。
手袋を外す際は周囲の食品を汚染させないように注意し、外した手袋は汚染されていると考えて廃棄します。
これらのポイントを守って、効果的な食中毒対策を行います。
気の緩みが感染を拡大する
手洗いや消毒が日頃のルーティーンとなっている職場では日々繰り返すうちに「まいっか」といった気持ちになってしまいます。この気の緩みこそが菌やウイルスの感染をゆるしてしまう原因です。
感染対策は気を緩める事無く日々確実に行うことが大切です。