CSR

太陽工業株式会社インタビュー!~SDG経営の本質①~

「太陽工業株式会社」様(以下敬称略)へのインタビューもいよいよ終わりに近づいてきました。
ここからは太陽工業が取り組んでいる「SDGs経営の秘密」について皆さんにお伝えしていこうと思います。
少し難しい内容かもしれませんが、お付き合いください。

SDGs達成のためにあなたは何をしますか?

その前にちょっと質問です。「“SDGs達成”のためにあなたは何をしますか?」と聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?

SDGsというと一般的には「“環境や社会に良いこと”をすること」と思われがちですが、実はちょっと違います。SDGsの達成には環境や社会に加えて“経済”の視点がとても重要で、SDGsの17ゴールには経済活動に関連するゴールも4つ存在します。2017年に改訂された日本経済団体連会(経団連)の企業行動憲章にもSDGsの考え方が反映されています。

ですから当然、経済活動の中心を担っている企業もSDGs達成に対し大きな役割と責任を担っているのです。

企業経営におけるSDGsの位置づけ

その前にちょっと質問です。「“SDGs達成”のためにあなたは何をしますか?」と聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?

では、“SDGs経営”とはなんでしょうか?

SDGs経営の本質は「社会課題に貢献しながら同時に収益を伸ばすこと」です。「SDGsで金儲けしていいの!?」という批判も当然あると思うのですが、本来の企業活動とは「事業を行うことで収益向上を目指す活動」です。収益を上げなければ企業も成長し続けることができません。

よってSDGs経営とは、企業がボランティア活動の中でSDGsに取り組むことではなく、経営計画の中にSDGsの考え方を融合させて「本業を行いながら同時に社会課題にも貢献していく」経営体質を作っていくことを指します。

では、太陽工業株式会社のSDGs経営とは一体どのようなものでしょうか?

1円の売り上げのためにどれだけ二酸化炭素を排出した?

太陽工業株式会社では10年以上前から、部品の生産効率を上げて無駄をなくすことで環境負荷を低減することに取り組んでいます。

この時に使われている指標が「環境効率」ですが、これを分かりやすく言うと「1円の売り上げを上げるために、製造過程でどれだけの二酸化炭素を排出しているのかを数値化する」ということです。太陽工業株式会社ではこの環境効率を、なんと独自の計算式を作って管理しています!

「環境効率=加工高÷CO2排出量」

SDGs経営に向かって

このように、太陽工業はもともと環境に対する意識が非常に高かったわけですが、ここからさらにSDGs経営へと進化していきます。
では、太陽工業ではいったいどのようにして経営計画にSDGsの考え方を落とし込んでいったのでしょうか?

次回はいよいよ、太陽工業インタビューの最終回です!(SDGs推進室 都筑)