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FOOMA JAPAN 2024 で「使い捨て手袋の油化リサイクルシステムのご提案」のプレゼンテーションセミナーを開催

出展社プレゼンテーションセミナー

FOOMA JAPAN 2024が開催されている4日間で48社が3カ所に分かれてプレゼンテーションセミナーを行っており、当社は6月7日最終日に東1ホール入口セミナー会場にて、使い捨て手袋の油化リサイクルシステムのご提案」と題した出展社プレゼンテーションセミナーを開催しました。

FOOMA JAPAN は食品製造総合展でありますので、食品製造に関するプレゼンテーションが大半であるなかで「使い捨て手袋の油化リサイクルシステム」のプレゼンテーションは異色だったかもしれませんが、食品製造業界において使い捨て手袋を使用されており、さらに多くのプラスチック製品も使っております。

油化リサイクルシステムの提案

近年はSDGsの広がりもあり脱炭素社会に向けた取り組みや海洋プラスチック問題への取り組みが重要視されているなかで、使い捨て手袋やプラスチックごみの再資源化を目指す取り組みとして、当社が手袋除菌装置を扱ってきたことでお取引企業様からお聞きしてきた、使い捨て手袋に関する問題を当社の課題として捉えたことで、油化リサイクルシステムを提案する運びになったことを、営業部長の小平から説明するところからプレゼンテーションが始まりました。

使い捨て手袋は衛生管理環境を向上させれば使用枚数は増加します。同時に廃棄する使い捨て手袋の量も増加しており、この廃棄量と経費の負担が大きくなる事に危惧されている企業様が多くおり、当社としては除菌装置を使うことで手袋の衛生を保ちつつも使用量を減らすと共に、使い捨て手袋の廃棄を油化して資源活用できる油化サイクルシステムのご提案へと話は移っていきます。

油化装置などの説明は新規開拓事業部の嶋田にバトンタッチして説明しました。

国内のケミカルリサイクル率を上げる

新規開拓事業部の嶋田からは、プラゴミのケミカルリサイクルの現状と課題から話が始まります。

現在、国内でも大手企業を中心にプラゴミをナフサ(プラスチックの原料)へ再資源化する動きがありますが、巨大なプラントが必要でありプラントの多くは海沿いの工業地帯にしか点在しておらず、資源に変えるためのプラゴミの回収と輸送コストが課題となっている現状と、巨大なプラントは高度な技術が必要であることも問題であり、そのため日本のケミカルリサイクル率が約4%と低くなっていると説明しました。

当社が提案する油化装置は使い捨て手袋だけではなく廃プラごみにも利用できる施設ですが、今回のプレゼンテーションでは、ニトリル手袋を使った油化実験の説明と共に油化装置の現状と課題、今後解決しうる問題などを制限時間の45分ぎりぎりまで説明をさせていただきました。

説明しきれない所も多く、施設導入におけるコストや助成金などの話しができず終えております。

小規模・低技術のケミカルリサイクル施設

当社が目指すのはケミカルリサイクル施設の小規模・低技術で、国内に多くの施設を作る事でケミカルリサイクルを広め、限りある資源を再利用する事にあります。食品業界に限ったことではありませんが、食品業界の課題の一つとして廃プラごみが挙げられております。

プレゼンテーションが終わった後にも質問を頂くことがありました。
商品を作った後まで企業が責任を持たねばならない社会となった今、廃プラの問題は大きな課題であります。当社がご提案する「油化サイクルシステム」のケミカルリサイクルが国内に広がり、資源の再利用と有効活用が進むことを望んでおります。

当社の「使い捨て手袋の油化リサイクルシステムのご提案」プレゼンテーションセミナーにご来場頂いた皆様、またアーカイブをご覧いただいた皆様、ご視聴いただきありがとうございます。